定期的に行政書士ってなんですか?って聞かれることがあるのですが、どう名乗れば分かりやすかな~と思うことがあります。
行政書士会が掲載しているポスターには「行政書士は頼れる街の法律家」など書かれていますが、「法律家」と名乗るのもなんか違うなっと感じます。(日本弁護士連合会は、平成18年と平成24年に行政書士会に法律家と名乗らないようにと申し出をしていますし。。)
そもそも行政書士は官公署への提出書類や権利義務・事実証明に関する書類の作成・提出手続きができるわけです。他士業の職域を侵すことがなければかなり幅広い分野に手をつけることができます。契約書の作成や許認可申請などの企業法務から遺言書作成や離婚協議書などの民事法務まで。
そこで、思ったのは行政書士はさまざまなことができるため、自分がどの分野が得意でどの分野が不得意もしくは詳しくないかを正確に把握し、それをお客様(依頼者)にきちんと伝えられるかというのが重要だと思っています。
僕らは「街の法律家」だとしても、そうでないとしても、行政書士と名乗り仕事をするからには行政書士の発した言葉には重みがあります。
知りないことを曖昧に回答してしまった場合でも、お客様にはそれが正答になってしまうのです。
「できることはできる」、「知らないことは知らない」ときちんと伝えなければ一番困ってしまうのでお客様です。
知らないことを知らない・できないと伝えるのはかなり勇気のいることですし、困り果てて相談をしてくれる方も多くいるので、そういう人にはなるべくお手伝いをさせていただきたいです。そうするためにも様々法律について勉強する必要があります。行政書士はできる分野が多いため、勉強が終わることはありません。常に勉強をし続ける必要があります。
ですので、冒頭の質問の回答は、僕らは「勉強家」で「勉強家であるべき」だなと思いました。
話は少し変わりますが、行政書士は廃業者が多く食えない業界と言われてますが、僕がこの業界はそんな事ない・とても楽しい業界なんだと証明していきたいです。